第4回弘前6日間走選手権 陸上競技場出入口とモリカーブからの景色

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マラソン

2025年5月23日~29日に開催された第4回弘前24時間走/48時間走/6日間走選手権公認100㎞ウルトラマラソン。

一番の盛り上がりを見せる24時間走/48時間走のゴール時は、宿題となっていた奥久慈トレイルロングに参戦して不在でしたが、6日間走の終盤戦の熱さは見ものでした。

自分が参戦していない状態でXで時報的に状況をポストしていたため、改めて書く事もあまりない気がしますが大会中の出来事を備忘録的に残しておこうと思います。

大会1日目

前日は仕事と飲み会があり、前日準備やDoでの決起集会には参加できず残念。

FBの写真を見たら浜街道でご一緒した美樹さんや、川の道で骨折したはずの藤原さんが居てかなりの驚き!飲み会行かずにDo行った方が良かったかーorz

当日は8:00前に会場入りし、6日間走選手の個人デポジットゾーンのテーブルや椅子を準備したり、コース外周のパイロンが風で飛ばない様にウエイトを付けて回ったり、選手に聞かれた際に回答できる様に野球場内の施設確認をしたり、分岐誘導箇所にパイプ椅子を準備したり。

受付時間が近くなり選手が続々と到着後は、初めましての方にご挨拶しつつ選手の休憩エリアへ案内したりであっという間に時間が過ぎる。

ひゃっほいさんにブラジルさんと声かけていただき、ご一緒のBellさん、まことさんにご挨拶したら、ブラジルっぽくないなーアジアの様相だなーといじられたなwww

48時間走/6日間走開会式

舘山代表がスタートギリギリまでルール説明すると大変起きるからか、予定時間より10分前倒しで開会式がスタート。

時間通りに来たのにもう始まってるという事態に、予定時間に合わせて現れた若岡さん、たけぷーさんが困惑気味に会場へwww

選手の挨拶がありルール説明に移ったあたりで誘導のスケジュール確認に行き、スタート誘導の準備に移動。

48時間走/6日間走スタート

スタート後は昨年同様に2周回程外周部分でカウベル鳴らしながら誘導。たまたま運動公園に課外学習で来てた小学生が「がんばーれ!がんばーれ!」の大声援で直後は盛り上がりましたな。

外周部分が落ち着いたら中間計測の分岐(通称:モリカーブ)での誘導。

※昨年時間走で当該折り返しの分岐誘導してた盛さんの名を採って、川原田さんが命名した正式呼称ですwww

6日間走の選手休憩所が野球場の施設内のため、中間計測手前で離脱/復帰時に誘導スタッフがパイロンバーを上げて誘導する流れ。

誘導スタッフ用に準備したパイプ椅子に温湿度計を置いてみたものの、日中は直射日光で暑く出過ぎるので木陰に置いて計測。1時間毎の温度変化が見える様にXでの実況を開始する。

48時間走と同時スタートで序盤のペースが引っ張られた感じもあり、Budjargalさん、エム・アキラさん、吉沢さん、ひゃっほいさん、吉田さん、HUANGさん、Bellさん、廣澤さんと上位が連なる。

1時間の内に10分程度の休憩で時間通りに中間計測地点から選手休憩所に向かうBellさん。男性の休憩所が2階なので回数が多いと階段によるダメージが心配。

48時間走に出てた石田さんや河瀬さんも、周回毎に話しかけてくれたりと誘導も楽しい雰囲気。

途中なめーとさんご夫妻や、24時間走に出走するごんされす山田さん、スラさん、100kmに出走するいとさんなど、少しだけお話しして自分も時間走出れば良かったかとちょっと後悔。

モリカーブに居た自分にはわかりませんでしたが、100kmや24時間走に出走する皆様がエイド付近に沢山来ていた模様。

小幡さんが世界記録保持者仲田さんのサイン入りキャップを、家宝にすると言いながら手に持って周囲に見せながら嬉しそうに周回してましたな。ちなみにモリカーブのダメージ緩和策として2周に1回鶴谷ターンをする作戦もありました。※後半見てませんwww

休憩少なく進むBudjargalさん、吉沢さんに対し、BYスタイルのBellさん、定期的にまとまった休憩を取るひゃっほいさん、エム・アキラさんと、各自の戦略がどうなるのか楽しみにしつつ初日誘導を交代し一旦休憩。

大会2日目

仮眠後に3:00から競技場出入口の分岐誘導に復帰。夜間はカウベルってのも微妙なので実況ポスト毎にペンライトの色を変えて変化を。

48時間走の谷水さん、池田さん、ガンツさん、沖山さんも速いし、美樹さん、youkeroさん、田子さんも寒い中頑張ってて刺激になります。

レースが進む中、アナウンスが始まり100kmの開会式が始まり、陸連の審判員が配置に着いた後に100kmスタートとなりました。

100kmスタート

トップは4:00/km前後で爆走する中、ウォーリーも登場したりと各々の楽しみ方ができる周回レース。

混走になって48時間走/6日間走の選手は大丈夫かと思いましたが数周でばらけて落ち着いて一安心。

その後はOSJ奥久慈トレイルに向かうため、24時間走の選手とお会いできないのが寂しくもありましたが一旦帰宅。

2025 OSJ奥久慈トレイル ロング ドロンコ祭りもコース変更に救われ悲願の完走
過去2回DNFとなったOSJ奥久慈トレイル。前日からの雨でどうなることかと思いましたが、ドロンコトレイルに半ケツ持ってかれたけど、コース変更に救われてどうにか完走した備忘録を。レース前日金曜日から始まった弘前48時間走/6日間走のスタートか...

宿題となっていたOSJ奥久慈トレイルを半ケツ状態で何とか完走し、ギッシギシの体で帰還しました。

大会4日目

平日は夜間誘導のみで20:00~24:00の間だけ中間計測の分岐誘導。体はボロボロだが6日間走の選手に比べればどうってことない。

が、この日から合宿所のお風呂が使えるという事もあり、誘導に立つも皆様合宿所行きで走路に居る選手が少ないな。

合宿所までの移動は走路を通らない様に誘導するのだが、モンゴルの選手とサポートの方が合宿所に行く雰囲気で何て伝えればいいか浮かばず、先に合宿所へ向かった竹内さん松本さんを指差し、follow them とだけ伝え何とか走路を通らず行ってくれました。

先行する方が居なかったらどう説明すれば良いのかも課題ですなorz

走路に居る選手の少なさは、日が変わって離脱する際のひゃっほいさんと廣澤さんの会話が物語っている。。。

大会5日目

この日の仕事を終え20:00~24:00の間だけ中間計測の分岐誘導。

吉沢さんが急に歩きに転じてフラフラとモリカーブに現れ、「足が終わった…」と燃え尽きたあしたのジョーの様相orz

吉沢さんのペースダウンを契機にしたか、ひゃっほいさんのペースが俄然上がり始める。

痛み止めを投入してなんとかペースを作る吉沢さんと、ペースダウンを許さず猛追するひゃっほいさんという熱い展開。

しっかり煽った後に休憩入りするひゃっほいさんはギラギラしてて勝負師の目をしてたな。

大会6日目

この日の仕事を終え、5kmだけサンダルjogして20:00から中間計測の分岐誘導。

ぱたさんに井筒八ツ橋をいただき、小腹が空いた時にかじりながら分岐誘導。ごっそさんです。

距離達成イベントは分岐誘導まで共有してくれる方が少ないのだが、ひゃっほいさん、Bellさん、エム・アキラさんの3名様で日本記録更新報告に来てくれたぞ!

自身の日本記録を抜かれ、気持ち的に落ちててペースが上がらない吉沢さんに、まだまだ追えるよと声をかける。

昨年の自分越えを果たし、テンションを上げている吉沢さんはペースも徐々に戻して来た。

大会7日目

日付が変わりいいペースで周回差をつけたひゃっほいさんが休憩に入る。

吉沢さんペース上げて来てるけど大丈夫かと話すも、休めた脚とスピードが違うし大丈夫っしょとまたしても勝負師の目で休憩所へ向かう。

休憩中のひゃっほいさんを尻目に、俄然ペースアップする吉沢さん。X界隈がかなりザワつく気迫の走りが素晴らしい!

吉沢さんがいいペースで進み、周回差が少なくなるも休憩から復帰しないひゃっほい太郎。。。もしや寝過ごしたのかorz

吉沢さんが周回時にひゃっほいさんはと気にしてて、まだ休憩中と伝えると、怪訝そうに「待っててくれてるのかなー」と言いながら進む。

あまりに帰ってこないひゃっほいさんを心配し、休憩に入る小幡さんに伝えると、心配して休憩所を覗いてくれたのですがPCを開いて何か見ていたとの事。

※後々経過時間と累積距離のグラフを見て気づきましたが、10時間動いて2時間休むサイクルを確立しつつ、休憩後のペースを踏まえラスト10時間をどう攻めるか考えていたのだと予想

誘導の交代時間になり休憩に向かうあたりにひゃっほいさんが走路に復帰。ひゃっほいさんの猛追が気になる所だが最後まで見守るには寝とかないと。

車で1時間少々寝てからモリカーブに戻ると、6日目とは思えないペースで猛追するひゃっほいさんの姿が。

どんどん周回差が詰まり、追うひゃっほいさんと逃げる吉沢さんの脚色の差が大きい。

追いつき追い越してもペースを緩めないひゃっほいさんに、気持ちで負けたか吉沢さんの姿が見えなくなった。

山口さんからXの実況で休憩入りと復帰が言及されてて、休んでるのばれるから休みにくいと選手が言ってたと聞かされる。

休むも戦略と思い残しておこうと意識してたんですが、思わぬ反応だったので以降は走路に居る選手にフォーカスした内容に切り替え。ヲレのせいで休み難くなってすんませんorz

※ご本人お読みいただいてればリプやコメントいただけると今後の参考になるのでぜひご意見下さい。

再び誘導の交代時間となり、寒そうに登場したゆーりに余っていたダウンを貸して、エイドに顔を出してから再び車で仮眠。

仮眠している間にBudjargalさんの900km突破イベント逃したが、その後アジア記録更新プレート持って周回してくれた。

エム・アキラさんも800km手前でしっかり着替えてプレート持って来てくれた。

その後も記録更新イベントで楽しく過ごさせていただく。まことさんにひゃっほいさんの900km突破と被らせんなよと言われてたBellさんがプレート持って吉田さんと来てくれた。

タイムアップまで2時間となり、走路に復帰しゼロシューズジェネシスで歩いて進む吉沢さんの姿が。大丈夫ですか?と聞くと大丈夫じゃないけど最後だから走らないととの回答が。

その後、三井田さんが700kmプレート持って周回してくれて、誘導スタッフと記念撮影してくれたり。

ひゃっほいさんが900km突破プレートで周回したりと盛り上がりを見せる。

残り時間が少なくなり、6日間走の選手だけだと終盤追い込まないのではとの予想を遥かに超えて、選手の皆様はさっき走り始めた様なスピードで残り時間を走り続ける。

カウベル鳴らして残り少ないぞーと声をかけると、爆走しつつ分岐誘導してる自分に長丁場ありがとうございましたと感謝を述べる選手が印象的でした。

カウントダウンが始まり目の前をどんどん選手が通過していく。タイムアップ時に付近に居たのは村田さんとまことさんだけだったな。

6日前の朝ジョグがやっと終わったと言う、まことさんの発言が面白かったwww

計測が終わった選手が続々とエイドに戻る姿は、さながらアルマゲドンの名シーンの様だ。時間走の終わりは毎回そう感じる。

戻って来たひゃっほいさんに休憩から戻って来なかった時はどうなるかと思ったと伝えると、心配してたけど作戦通りなんでと笑顔で答えてくれたな。新たな日本記録保持者と固い握手を交わして感慨深い。

6日間の力走を称えあう選手達を眩しく思いながら、しばらく見守っていると確定順位の発表がありました。皆さんアイス買いに行ったりわいわい楽しそう。

女子入賞者の表彰式。通訳できる方不在でしばらく待たされたけど、結果舘山代表が日本語で進めるwww

男子入賞者の表彰式。皆様頑張った分だけ黒くいい表情だ。

6日間の力走を終えた選手達で記念撮影。皆様いい顔しててヲレも走りたくなったぞ。

感動の表彰式と記念撮影を終え6日間の激戦を称えあう選手を横目に、余ったエイド食をガッツリ食った後、使ってなさそうなパイプ椅子から少しずつ撤収準備。

個人デポジットゾーンのテーブルや、競技場内のパイロンやウエイトを片付け、厨房の荷物の車載、一部のテントや横断幕、ブルーシートを畳んでスタッフビブスを返却してお先しました。

先ほどまで熱戦が繰り広げられていた走路も、パイロンがなくなっただけで何か寂しい。。。

感想

昨年も男性上位陣は日本記録を超え、今年も海外選手が男女ともアジア記録を更新、男性上位陣も日本記録を超える力走を見せてくれました。

場所的にアウェー感のある海外選手も記録更新するって事は、他の6日間走とは気候や環境的な面で弘前が有利な何かがあるという事なのかと、他の世界大会にも出場してる吉沢さんの意見を聞いてみました。

気候と休憩拠点に関しては舘山代表がこだわってた部分ですね。コミュニケーション的な部分に関して考えると、SAJの皆様は選手の名前を呼びつつ英語や中国語で加油(jiā yóu)と応援したり、Google翻訳を活用してコミュニケーションとったりしてたので、そういった面も海外選手には良かったのかもしれません。

来年は国際大会という事で、もっと国際色豊かになりそうなのだが、コミュニケーション面はどうするのだろう。。。

レース中は中間計測地点まで距離達成プレートを持って走って来てくれる選手も一部ながら居て、分岐誘導してた自分にも喜びを分けていただきました。

X界隈の方が大半でしたが、ひゃっほい太郎様、Bell様、エム・アキラ様、AI様、Budjargal様、吉沢様、三井田様、痛みに耐えてよく頑張った!感動した!

大会中は速報にない情報をとXでポストしてましたが、ここが変われば情報的にさらに良さげかなと思った点を。

  1. トラック内計測地点、中間計測地点、エイドの3箇所くらいに定点カメラを置いてストリーミング中継等できれば、速報に加えてランナーの状況が見えて遠隔地での観戦が盛り上がりそう。
  2. 大会速報に関しては、ゼッケン番号指定して表示したら、個人毎の過去の周回ラップが表示される仕組みだったら、分析好きの皆様がどういう戦略が効率的なのかを出してくれそう。

ちなみに今回大会の速報ベースで、けいたさんという方がレース展開をグラフ化してくれてて、時間軸と累計距離のグラフで選手毎の戦略が見えて凄く良かったです。

大会後に消してしまうのもったいないな。。。画像だけでも保存しといていいかな。

来年は24時間走のアジア・オセアニア選手権となり、他種目が開催されないのは少々残念な気もしていますが、2年後にまた新たな記録を目指して自分と戦う皆様を中間計測の分岐(通称:モリカーブ)から見守りたいと思います。

素敵な大会を開催してくれた大会関係者と、感動のレースを繰り広げてくれた選手の皆様に感謝感謝です。

それとmayaさんに教えてもらった筋子カレーが思いの外美味かった事をお知らせして締めとさせていただきます。疲れた体にマジ美味!

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