2018 OSJ新城トレイル32Kに出走してきました。
大会前日
名古屋で昼食をとり、名鉄名古屋→豊橋→三河槇原と乗り換えて最寄駅に到着。
豊橋での乗り換えで、名鉄線の向かい側にJR線が停車中だったのでそのまま乗り換えちゃったのですが、乗り換え時は乗り換えタッチしてから乗り換えないとダメで、さらに豊川から先はIC決済できないとのアナウンスがあり、車掌さんに相談。
豊橋→三河槇原間の運賃は車内で現金支払い、名鉄分は豊橋駅に戻って名鉄で支払ってとの事でした。
新城トレイル参戦のアウェー客が多く、車掌さんがてんてこ舞いになってました。。。なんかすいません。。。
三河槇原駅前の桜はいい感じに咲いてました。青森ではこの時期に桜は咲かないのでちょっとお得な気分。
しばらく歩くと県民の森の標柱と案内図が見えました。
三河槇原駅で一緒に降りた方々の後に続いて会場到着。
スタートゲートに気分が盛り上がって心臓バクバクですね。
スポンサーさんのショップが出てました。
昨年度64km優勝者の阪田啓一郎選手が普通な感じで溶け込んでてビックリ。
ゼッケンと参加賞Tシャツ、プログラム等を受け取ります。
キャンプ場でパーティ・競技説明があるという事でしばし待機。
モリトピア愛知。レースに出る方はここに宿泊してるんですかね。金額不明だったので別に手配してしまいました。
受付でいただいた品はこんな感じ。Tシャツは緑色で背中のプリントがインパクトありますね。
パーティ・競技説明
前夜祭的なイベントに行くのは初めてだったのですが、競技説明聞かないとなーと会場入り。
開始前なので皆さん遠巻きに座ってます。
17:00になり、パーティ開始となりました。
進行の方のあいさつと、新城市長のあいさつがあってしばし歓談。
ちなみに望月選手は5周チャレンジ中で100マイル走るとのこと。マジか―!
テーブルにはオードブルとおにぎり、お茶、コーラ、発泡酒などなど。
車で来ている方が多いからか、発泡酒に手を付ける方は少なかったですね。
私は遠慮なくいただいちゃいました。
ほどなく競技説明開始、必携装備の説明や、通過時刻により関門でライトチェックをする事、エイドの説明などがありました。
その後、写真付きでコース説明がありましたが、電車の時刻が迫っていたので途中で抜けちゃいました。
電車で2駅離れた三河川合へ。コンビニで買いこんでからお宿へ向かおうと歩いていると、暗がりだと若干怖い陶人形展を発見。
コンビニで当日の酒やら、翌日の朝食やら水やら買いこんでペンション赤とんぼへ。
駅から25分くらい歩くのですが、途中から街灯がないので夜だとヘッドライトとか必要ですね。
必携装備がこんなところで役に立つとは。。。やっとこ到着。
買ってきたご飯食べて、お風呂入って寝るだけだと思ってたんですが、時間的に早かったので宇連ダム周辺をゆるJOG。
北斗七星が輝く中、めちゃめちゃ静かなナイトJOGが気持ちよくて10kmくらい走って来ちゃいました。
ちなみにペンションではauスマホは圏外でしたのでお気を付けください。
大会当日
夜明け前に装備を整えて、朝食のおにぎりとパンをほおばり、夜明けとともに出発。
昨日は暗くてあまりわかりませんでしたが、結構いい山並みやら川ですね。
昨日コンビニで買いこんだ諸々のごみをコンビニにデポして、追加のゼリーやらおにぎりやら買って三河川合駅へ。
しばらく待っていると、ペンションから送迎されて何人か現れました。コンビニ寄ってくれるなら送迎お願いしたかったなー。
会場に着くと64kmのスタート時間が近づいてました。64kmのスタートを見送って、荷物を預けてちょっとアップ。
朝方の気温はまだまだ低く、レインウェアを着たままモリトピア愛知の中で待機。
開会式開始直前にトイレに行って整列したら、結構後ろの方になっちゃいました。階段上で待機。
この後、新城市長のあいさつあり、08:00ジャストにスタートとなりました。
スタート
けっこう後ろからのスタートだったので、のろのろ歩きつつゲート通過がスタート1分後。
そこから流れに乗って砂利道を走ります。結構な渋滞でなかなかスピードあげられず5:00/kmくらいで進みます。
できるだけ空いてる端っこの方をぬいながら進む事2.5kmくらいでビッタリ進まなくなりました。
渋滞中に周囲のランナーさんの会話で、このくらいだと7時間前後だという事を認識しました。
最初の上り渋滞の最中に64kmのトップ選手が通過。
スタートが1時間前だからここまで1時間20分弱で来てるという事かー。スゲーなー。
渋滞で8~10分くらいビタ止まりだったのですが、ようやく進み始めました。
渋滞加減から5時間切りは無理だなーと認識しましたが、6時間は切りたいという目標設定になりました。
上りも渋滞で抜くにも抜けないですし、下りも階段とか急な下りがあって結構な渋滞。
しばらくは前のランナーのおしりと、足元の段差を気にしながら進みました。
東尾根の途中8kmくらいの地点でしょうか。
上りもまだまだかなりの渋滞で心拍数も160前後とまだまだ余裕。
ジェルをすすりながら渋滞の上りを流れに合わせて進みます。
と思ってましたが、この後東尾根展望台から下りたあたりで、下りをトントンとリズミカルに下りていったのですが。。。
足元の小枝が左足のタイツのすそに刺さり、刺さった枝で右足も引っかかり、次に着いた左足首をひねりながら左手と左サイドを岩にこすりながら大転倒orz。
大転倒の現場を見ていた後続のランナーさんが、4~5人「大丈夫ですか?」と立ち止まって声をかけてくれました。
転倒後、左ふくらはぎが攣りかけ、左足首がちょっと痛い気もしましたが、走れないほどではない感じだったので「大丈夫です。先に行ってください。」と言いながら復帰。
左足のタイツが裂けたまま下りをしのいで、走れる林道をスピードを上げて走ります。
予備関門通過時に、ボラの方から「ヘロヘロじゃないですかー」と言われながらも、次の上りまでは走りました。
それから少々登って第一関門。フラスクに入れていたドリンクがだいぶなくなってきたので、水を補給して先へ進みます。
おほー!凄い上りが出てきましたねー!ここからが本領発揮ですか!
痛めた左足首は上りは大丈夫なので、ゼーハーしながら頑張って上ります。
宇連山山頂を超えたあたりから東海自然歩道という表記が見えて、比較的走り易い下り基調の感じに。
気持ちよく下って走っていたのですが、段差が来ると左足首が悲鳴を上げ始めます。。。
なんとか次のエイドにたどり着き、再びフラスクに水を補給。
このあたりで一緒の皆様は、エイドや上りで追い越すけど、再び下りでお先にを繰り返してた気が。。。なんかすんません。。。
この後の細かなアップダウンを繰り返して、左足首をかばっていた右足の負担が爆発し、右ひざに痛みが出てきました。
さらに下りの衝撃を和らげるために、後ろ足の前ももに負担がかかりすぎて下りが苦痛にorz。
下りの葛藤の最中に既に5時間経過。もう下るのやだわー。。。この後全部上りの方がまだ行けそうだわー。。。
同じくらいのスピードで進んでいるランナーさんを、上りで抜いて、下りでゆずってを繰り返しながら、あー下りが痛すぎる。。。
上り基調の黄色いお花が天国に連れてってくれそうな華やかな感じ見えました。
と言っても上りきったら下るしかないんですよね。
右も左も痛いんで、なるべく痛くないようにゆっくり太ももを酷使して下ります。
下った後は再び上りますが、下りの痛さがきつすぎて、出来るならずっと上ってくれよーとわけのわからなない懇願orz。
下りの痛みに耐えきれず、後続が見えたらパスしながら気持ちを整えるを繰り返して、なんとかゴール地点のアナウンスが聞こえるあたりまでやってきました。
見渡す山々は荘厳で、立ち止まってずーっと見渡していたい気分に駆られます。
この後、つづら折れの下りで数えきれない後続ランナーをパスしながら、両足の痛みに耐えつつやっとこ舗装路に出ました。
段差がなければなんとか走れる!と舗装路はそれなりに走りつつ、沿道の応援に涙しそうになりつつ応えながら、最後は走りながら両手を上げてゴールとなりました。
ゴール
当初掲げていた5時間切りとはほど遠い7時間10分強でのゴールとなりました。
序盤10km前後での大転倒でタイツと左足首を持っていかれた結果なんで、今回はしょうがないかなー。でも6時間は切りたかったなー。
レース後はモリトピア愛知で入浴した後、後続のランナーに「ナイスラーン!」と拍手で声掛けしながら、時間を見て駅に向かいました。
駅に向かう途中、後ろから来た車の方が「駅まで乗せてこうか?」と声かけていただきましたが、時間もあったのと足の具合を確かめたかったので「大丈夫!歩きます!」とお断りました。
トレイルレースに関わる方々は、すげーいい人多いなーと感動。
このあと電車待ちしてる間、Twitterでメッセージ頂いた方々へのお礼をしてました。
ゴール時間が遅れた事で、経由地までの到着時間も遅れ、レース後のビールはかなりお預けとなってしまいましたwww
感想
まずは、5時間切りが目標だなんてナメた目標を立ててしまってすみませんでしたm(__)m
ジムでのトレッドミルメインのトレーニングに慣れてしまって、起伏が大きいトレイル向けの足運びが出来てないのが一番の問題だっと深く反省。
高低図の通りに、ドSな上りと、さらに上った分下るというドSな下りに耐えられる、強靭な太もも、ふくらはぎと足首が必要なレースだと思いました。
大転倒後の痛みに耐えて完走はできたのですが、心拍数的にはまだまだ行けただろうにという感覚が捨てきれませんね。
(参考情報 距離:30.59km 気温:11.1℃ 高低差:2,335mD+ 2,329mD-)
目標としていた5時間切りを果たすには、
- スタート位置は前方に確保し、序盤の上り渋滞を回避する事
- ウェイトを減らし、下りでもスピードを出しつつ、ダメージの少ない下り方ができる事
- 上りでも心拍数を意識しつつ、ギリギリのラインで休まないペースで行く事
を意識しつつ、最後まで維持できる筋力、心肺能力を確保できれば行けそうかもしれないという感覚となりました。
来年リベンジというのはちょっと厳しいかもしれませんが、数年後に5時間切れそうだなと思えた時期にリベンジしたいと思います。
装備的にYURENIKUIは無くても行けたかもしれないのと、前日の星空にテンション上がりすぎて走りすぎたかーという点を見直し対象にしておきます。
コメント