日本百名山(11)青森県の山(37)八甲田大岳登頂しました

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登山

八甲田ロープウェーに乗った翌日、天気予報は曇り時々晴れということでリベンジのため八甲田大岳へ行ってきました。

八甲田大岳(はっこうだおおだけ):1584.4m

八甲田連峰の最高峰と雲上の楽園を巡る

(改訂版 青森県の山(新・分県登山ガイド)より引用)

酸ヶ湯公共駐車場

今回はガイド本のコースではなく、日本百名山モデルコースをトレースする予定で、酸ヶ湯公共駐車場へ向かいました。

夜明けと同時に登山開始の予定で5:30に駐車場に到着したのですが、eTrex30xを起動すると10秒程度で電源が切れるという事態に見舞われました。

電池は充電したはずなのですが、まさかの電池切れか?ということで付近のコンビニまで乾電池を買いに走りました。

結局電池を交換しても同じ症状が出てしまうため、GPSなしで出発することに。

約1時間を無駄にし、6:35に酸ヶ湯公共駐車場から出発しました。

薬師神社の鳥居の通り過ぎ、少し進みます。

八甲田山登山口の看板がありました。

酸ヶ湯自然観察路の看板もありました。

石碑のある鳥居をくぐって進みます。

赤や黄色の木々と、笹がコラボする登山道を進みます。

前日や当日朝の雨のせいで、登山道はビチャビチャ or ドロドロ。

足をつく場所に気をつけながら進みます。

硫黄の臭いが強い場所では、一面木が枯れている感じ?

それとも山火事かなんかでしょうか?

各所に標柱があり、特に迷うことなく進みます。

霧に煙っていますが、赤や黄色に色づいている山々が見渡せます。

GPS騒ぎでおしてしまった1時間を取り戻すべく、足早に登って行くと先発していたガイド付きのパーティに追いつきました。

ちょうど眺めのいい場所で、ガイドさんが解説していました。

聞きたい気持ちも半分ありますが、費用出してないのにダメだよねと先を急ぎました。

沢の向こうは南八甲田連峰と書いた看板がありました。

今度は南八甲田にもチャレンジしてみたい。

沢に渡された橋を渡り、沢沿いの岩場を登って行きます。

八甲田火山はまだ生きていますという看板がありました。

登山道からちょっと外れた場所で、ブシュ―とガスが出ている音が聞こえたりもしますしね。

このあたりから霧が凍って、雪のような感じになって来ました。

まだ10月上旬なのに雪交じりとは、八甲田ってすげーとこの時点では感動。

仙人岱

仙人岱湿原の木道に出ましたが、木道にみぞれが積もっていて滑りやすく、慎重に進みます。

仙人岱ヒュッテという標柱があり、前を進んでいたパーティがヒュッテ方面へ行ったのでついて行ってみることに。

仙人岱ヒュッテ

3階建てくらいの高さの避難小屋がありました。

積雪時はこのくらいの高さがないと使えないんでしょうね。

先に入ったパーティの邪魔をするのも野暮なので、外から眺めただけで元のルートに引き返しました。

仙人岱の看板がありました。登山者に踏み荒らされて湿原が消失したらしい。

私も登山者としてマナーには気をつけよう。

この付近は7月まで多量の雪が残るとのこと。

というか10月上旬で既に雪交じり。2~3ヶ月しか雪がない時はないということか?

小岳分岐まで来ました。駐車場からここまでで1時間20分かかりました。

寒いだろうなと序盤でレインウェアを着込んで、暑くて脱いで、途中でやっぱりGPSいじってみたり、けっこう時間かかりました。

大岳山頂へ進みます。

山頂へ進むごとに、風が強まり、雪が多くなってきました。

序盤で感動していた自分が恥ずかしい。。。寒っ!

アオモリトドマツも雪の中にそびえている感じになってました。

まだ10月上旬なのに、既に樹氷の雰囲気をかもし出している。

鏡沼の看板がありますが、雪であんまり見えませんね。

この雪と風の中、こんな沼にはまった日には、生きて帰れねー。

標柱も雪にまみれてあんまり読めませんね。山頂へ進みます。

北八甲田火山の看板が。寒くて凍えながら写真だけ撮って山頂を目指します。

八甲田大岳山頂

登山開始から1時間50分後の8:25に山頂に到着しました。

三角点も撮影。

山頂からの展望はなし。ホワイトアウト状態を体験しつつ毛無岱方面へ下ります。

山頂付近はさえぎるものがなく、強風にあおられながらゆっくり下ります。

井戸岳・赤倉岳方面の標柱が見えてきました。

井戸岳・赤倉岳はまたの機会にして、毛無岱へ進みます。

大岳鞍部避難小屋が見えました。こちらも外から見ただけで先を急ぎます。

さらに10分程下ると、雪の気配はなくなりました。

登山道は岩交じりでゴツゴツしていますが、再び周辺の山々の紅葉が見え始めます。

酸ヶ湯方面の標柱が見えました。

上毛無岱

湿原の木道を進みます。山頂の天候がうそみたいに穏やかな空です。

遠くに見えるのは岩木山ですかね。八甲田から見る岩木山というのも感慨深い。

振り返ると依然として雲に覆われる八甲田大岳山頂。

ほんの20~30分で冬と秋とが入れ替わったかのようです。

青い空と周囲の山々を眺めながら湿原の木道を進みます。

時刻は9:00をまわり、このあたりからすれ違う登山客が格段に増えてきました。

8:30に酸ヶ湯から毛無岱経由で大岳山頂を目指すコースなのでしょうね。

上毛無岱の池塘に映る空や木々もまた素敵ですね。

下毛無岱

上毛無岱の木道が階段に変わり、眼下に下毛無岱が広がります。すげー。

下毛無岱も池塘が散在しています。

振り返った感じもなかなか。もう少し紅葉が進むと真っ赤に燃えるような景色になるんでしょうね。

標柱を過ぎると、木道が浮いて不安定だったり、傾斜がついて滑り易かったりで、注意しながら進みます。

木道が終わると、再び湿った登山道となりました。

城ヶ倉分岐の標柱が見えました。

前回振られた城ヶ倉温泉も気になるとことですが、酸ヶ湯方面へ急ぎます。

酸ヶ湯まで残り500mの標柱までたどり着きました。

木々の間から駐車場が見えてきました。

若干安心したのか、ドロドロの登山道で微妙に滑って尻もちをついてしまいましたが、無事登山口までたどり着きました。

毛無岱方面の登山道には、登山道案内図の看板がありました。

酸ヶ湯温泉前の辰五郎清水で手と口をゆすぎ、10:00ジャストで登山終了となりました。

酸ヶ湯温泉

八甲田大岳山頂での凍える寒さを癒すべく、さっそく酸ヶ湯温泉へ。

入浴券を600円で購入し、まずは玉の湯へ。

シャンプー、ボディソープが備え付けてあり、しっかり洗って白濁した湯船へつかります。

独特の硫黄泉でじっくりあたたまり、一旦あがって着替えます。

つづいて千人風呂へ。

こちらは混浴の大浴場。かけ湯で体を流した後で、熱湯・四分六分にそれぞれつかりました。

混浴とはいえ女性の姿は少なかったですが、湯衣を着た女性とカップルの男性が一緒に入っていたり、ついたての向こうに海外からの観光客?の方が入っていたりしてました。

お風呂から上がっても10:30過ぎくらい。

昼食には早いので、売店で生姜味噌おでん300円を注文。

たけのこ、こんにゃく、鳥団子に生姜味噌がかかった素朴な味わいのおでんでした。

そういえば朝飯食べてなかったので、空腹の胃にやさしい味がしみました。

国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉旅館【公式サイト】
八甲田山中の温泉宿「酸ヶ湯」の公式サイト。湯治の方法や観光情報などを紹介。ホームページからのご予約、酸ヶ湯名物の通信販売も行っております。

感想

天気予報は山の天気にはあてはまらないなと改めて思った登山でした。

山頂の風の強さと雪は少々想定外でしたが、秋と冬の2つの季節が短時間で切り替わるタイムラプス的な楽しみ方ができて、なんかお得な気分になりました。

これから寒くなりますので、登山される方はお気を付けくださいね。

酸ヶ湯温泉の売店で、酸ヶ湯バージョンの登山バッジ400円と、棟方志功デザインの八甲田バッジ1,000円が売ってました。

少々悩みましたが、思い切って両方購入しました。

ちなみに八甲田ロープウェー山麓駅で購入した登山バッジも、山頂公園駅限定の登山バッジも、なんと酸ヶ湯温泉の売店で売っているではありませんか。

ロープウェーに乗る前に、酸ヶ湯温泉に行っておけばよかったかも。

GARMIN eTrex 30xのその後

バックアップを取ってあるので、思い切って出荷状態に戻してみようとマスターリセットを行いました。

電源オフ

『メニューボタン』+『クリックスティック』を押しながら、『電源ボタン』を押す(GARMINロゴが表示されたらすぐに電源ボタンを離す)

「全ユーザーデータを消去しますか?」とメッセージが表示されたら「はい」を選択

その後、バックアップしていた本体データを戻すと、すぐに電源が切れる現象は再発しなくなりましたが、OSMマップが読めない的なメッセージが表示されます。

うまく動いていた状態に戻そうと、ファームウェアを106に戻してから再度上げようとしますが、ファームウェアを106にした途端に、すぐに電源が切れる現象が再発。

OSMと自作国土地理院JNX地図が入ったMicroSDを外すと現象が発生しない事がわかり、再度マスターリセットを行いました。

最終的にファームウェアをパッチ適用済みの240に上げた状態だと、起動時にマップが不正である旨のメッセージが表示されるけど、自作国土地理院JNX地図は表示されている状態となったため、とりあえずこれでしばらく使ってみることにしました。

購入後1年もしないうちにクラッシュしたのかと焦りましたが、なんとか復活したかなという感じです。

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